桃太郎ジーンズの染色について

日本の技術にこだわる桃太郎ジーンズは、染色も国内で行っています。
染色は児島ではなく、糸を染める技術では日本でも3本の指に入ると言われている広島の会社さんで染められています。

桃太郎ジーンズ銅丹レーベル

桃太郎ジーンズの「インディゴ」と「本藍」

桃太郎ジーンズでは、ほとんどのジーンズがインディゴ染めです。
公式ショップでは、インディゴで染めている場合”インディゴ”と商品名に明記されています。

プレミアムジーンズとして「本藍染め」のジーンズも極々わずか生産することもあるとのこと(2013年取材時の情報です)。

ただ、藍染めデニムは販売するとしても約18万(17万円台)と高額でオンラインショップでは販売していません。
納期未定で店舗で受注しているが、ほとんど作れない状態が続いているとのことで、なかなか再販売は難しいと考えられます。

本藍染は枷染めといって糸の芯まで藍色に染めあげますので、一般的なジーンズのように色落ちして糸の中心の白い部分が見えていく”アタリ”はでません。

つまり、色落ちしにくいメリットがある一方で、『アタリを楽しむジーンズではない』ともいえます。

インディゴと本藍染めの違い
一般的には、インディゴ染めには化学染料を、本藍染は天然染料を使用するもの。インディゴは藍と同一の化学式ですが、分子構造上の大きさや染め方に違いがあると説明されます。

プレミアムジーンズのPRが盛んになる中で、ジーンズは藍染だという表現も見かけるようになりましたが、伝統的な藍染の意味や染の原料や手法が高度に複雑であることを考えると果たして何が正しいのか考えさせられます。