二本ラインのペイントは桃太郎ジーンズの代名詞

桃太郎ジーンズなら二本ペイントの色落ちも楽しめる

バックポケットに白い二本線のプリントが入ったジーンズをご覧になったら、それは桃太郎ジーンズの可能性が高いです。

桃太郎ジーンズの二本の白いライン
※桃太郎ジーンズ 味野本店で撮影許可を得て撮影した10oz ハーフパンツの二本ラインのペイント

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ペイントonバックポケットとジーンズの歴史

バックポケットにどんなデザインを施すかはジーンズを作る側にも、買う側にも楽しみなものです。

よく見かけるバックポケットのデザインは刺繍(例:リーバイスのステッチは「アーキュエイトステッチ」と呼ばれる)が多いですね。


Levi’s 501 Raw’s Story #4 / carianoff

ところが桃太郎ジーンズは白の二本線のペイントが有名です。ペイント…なぜペイント?と思いませんか?

桃太郎ジーンズの自転車用ハーフパンツの二本線ペイント
※桃太郎ジーンズ 味野本店で撮影許可を得て撮影した自転車向けハーフパンツのバックポケットの二本線ペイント

ジーンズファンの方には言わずと知れたペイントデザインの歴史があります。

それはリーバイスの対戦モデルと言われるタイプのジーンズのバックポケットのデザインです。

そもそも対戦モデルが何か、です。対戦モデルというのは1942年~46年ごろの世界大戦時代に作られたジーンズ(リーバイスS501XX)のことです(参照:THE DENIM BIBLE2013(エイムック))。

戦争時代というのは物がない時代です。日本でも物品統制が行われていましたがアメリカでもジーンズに使える物が制限されていたんですね。

そんな状況下で生まれたバックポケットのデザインがペイント柄だったというわけです。

桃太郎ジーンズと二本ラインのペイント

桃太郎ジーンズの二本線のペイントは「日本(=二本=ニホン)」にかけてコマーシャルされた時期があったそうです。

なぜ「日本(ジャパン)」にかけて広告したかというと、桃太郎ジーンズの会社がデニム生地を世界に卸していた(販売していた)会社だったことと関係があります。

桃太郎ジーンズブランドを作った会社は、「ジーンズが労働者や若者の象徴とされ蔑まれた時代でも、良質な生地を評価した世界のラグジュアリーブランドからデニム生地を購入したいとオファーがあった(「桃太郎ジーンズ-HISTORY」から要約)」高品質なデニム生地を作っている会社です。

>>有限会社藍布屋 ※読み方「らんぷや」
藍布屋(らんぷや)のショーウィンドウの写真

だからこそ、やがて、そのデニム生地が生産技術を活かして、桃太郎ジーンズという自社ブランドのジーンズを開発するわけですが、彼らが最も大事にしているのが岡山県の児島という地域であり、日本という国です。

二本のペイントは、岡山が誇る「桃太郎の物語」を由来とするのぼり旗に描かれていた二本線がモチーフになっています。そして二本(にほん)という音でつながる”日本”を念頭においた「ジャパンライン」というネーミング。

たかがデザイン、されどデザイン。二本のペイントには桃太郎ジーンズの誇りが象徴されています。だから渋いし格好いいんです。

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>>http://www.momotarojeans.com/
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